コラム

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失恋で自分を見失う人。自分を発見する人。

2016.06.17アドバイス
けい花 代表カウンセラー 久保 明

20160617keika

物事には、必ず2つの面がある。 良い面、悪い面のことだ。

「そんなこと言われるまでも無く知っている」と答える人も多いだろう。

しかし、心が折れるような経験をしている状態で、ニコリと笑ってプラスの面を見れる人は少ないだろう。

こと恋愛において、その傾向は強いように思う。

 

世の中には、失恋して自分を見失ってしまう人がいる。見失うだけでなく、自分をなくす人もいる。

一人の男が自分から去っていったにすぎないのに、すべての男は自分から去って行ってしまうのだと錯覚してしまうのだ。

少なくとも、そういう幻想にとらわれてしまう。

また、自分はこれから永遠に人を愛する資格がないと思い込むばかりか、生きている資格もないと思いつめ、自殺を選ぶ人もいる。

 

 

その一方、失恋によって自分を発見する人もいるのだ。

失恋という出来事に映し出される自分を見つめ直し、マイナスの面(醜い自分)もプラスの面(魅力のある自分)も発見する。

失恋するまでは見えなかった自分を発見する人もいる。

失恋をマイナスに受けとめている自分、失恋を人生の危機であるかのように右往左往している自分、相手に執着している自分、相手の人自身ではなく、相手のある部分に愛着していた自分を発見する。

こんな知らなかった自分を発見し、気づきを深めることで、より自分らしい自分に成長するチャンスとする。

自分を失っていた彼女、失恋によって一時期は自分を見失ってしまっていた彼女が、視座が変わった結果、自分を発見したのではないか。

本当の自分を取り戻したのではないかと思う。

 

失恋という出来事を通し、自分を嫌いになる人もいる。そういう人は、もともと自分が嫌いだったのかもしれない。

その嫌いな自分が失恋によって、表に出てきたのかもしれない。

あるいは嫌いな面が強化されたために、ますます嫌いになってしまうのかもしれないのだ。

人は、そういう自分に気づくことが必要だ。そういう自分から抜け出るためには、本当の自分を知ることが欠かせないのだ。

 

 

一方、失恋によって、自分を好きになる人もいる。

自分の嫌な面に気がとらわれていた自分、好きな面を見失っていた自分に気づき、改めて自分を好きになる人もいる。

あるいは、もともと自分が好きであったのかもしれない。

だから、一時的な悲しみにも耐え、克服できるのかもしれない。

そして、そういう自分をもっと好きになり、失恋の体験を通して学んだことを糧にして、次の恋愛に立ち向かう勇気を取り戻すことができるのだろう。

 

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