コラム

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会いたいのは、自分を理解してくれる男性

2016.04.09アドバイス
けい花 代表カウンセラー 久保 明

keika20160409

 

結婚したがらない女性が増えていることは事実です。

若い女性のうち「女の幸せは結婚にある」と考える人は二割以下、つまり、
五人に一人もいないという調査結果もあります。

しかし、それにもかかわらず「本気で《結婚したくない》と考えている人は、
限りなく0%に近い」というのが私の確信です。

なぜ、こんなギャップができたのでしょうか?

ある二十代後半の女性はこう答えました。

「だれだって素晴らしい出会いを求めています。みんな、ときめきたいんです。
でも、それに値する人が見つからないんです」

形式的な結婚よりも、「ときめき」を彼女たちは求めているのかもしれません。

ときめかせてくれ、燃えるような恋をして、その結果として結婚したいと考える女性は多いのです。

確かに女性の言い分にも一理あります。

実際、男性の側に女性を引っ張る力が目に見えて弱まっているのです。

最近は、お見合いの席でもリーダーシップを取るのは大抵女性です。

強くなった女性はいい気分かというと、まるで反対で、みんなが失望しています。

女性たちは、したいことがいっぱいありすぎます。会社でも、大学を出て十年近く、
曲がりなりにも経済的に自立できるまでになり、実力も付き、責任とポストが与えられます。

そのすべてを投げ打ってでも飛び込む男です。

なかなか出会えなくて当たり前かもしれません。

さらに、結婚が遅れれば遅れるほど、男性を見る目も肥えてきます。

「多くを望みすぎなければ出会いはある」とよく言われますが、いまの女性たちは
決してステレオタイプの理想など追い求めてはいません。

「高学歴、高収入、高身長の《3高》がいい」などと外見に釣られたのは、バブル期までの話。
いまはフィーリングの合う人、自分を理解し生かしてくれる男性が望みのようです。

 

先の女性はこう言いました。

「我慢してまで、結婚したくないわ。我慢して二人で暮らすより、一人でいるほうが、よっぽど気楽だもの。私たちの合言葉は《バラ色の結婚じゃなくていいから、損しない結婚を》なんです」

これじゃ、ときめけないのも無理ないか。

 

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