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寿命を決める要素として、一般的には、『遺伝が7割』、『食生活が3割』と言われています。
遺伝の部分はどうしようもないにしても、健康で長寿になりやすい環境を整えるというのは、大事なことではないでしょうか。
その点において、結婚は長寿に影響があるというレポートがあります。
適度に好きな人と一緒にいる時、私たちの血圧は下がる傾向があると言われてきました。
新しい研究結果でも、配偶者やパートナーと一緒にいる時、被験者の血圧が少し下がるという結果になりました。
ただ、興味深いことに、その関係がポジティブなものであるかないかは関係なく、一様に血圧が下がったのです。
ニューヨーク大学のBrooks Gump教授が、120人の参加者を6日以上に亘ってモニターしたところ、次の事実が浮かび上がってきました。
良好な関係にない人の血圧ですら下がったのは、「自分が予想できる環境にいるということ」と、「慣れ親しんだ関係性がある」ことが影響を与えているという結論でした。
良好とは言えない関係の中にある夫婦は、相手を避けるように暮すが、結局のところ、一緒に暮らしている時は、血圧の低下が見られたそうです。
ワシントン大学で発表されたもう一つのレポートでは、「健康」と「振る舞い」の関係性について調査されたものですが、それによると、夫婦間の親密な関係性は「寿命を長くする傾向がある」ことが分かりました。
もっと色々な研究を行ってみる必要はあるが、親密な関係は心臓病に対しても効果があるようだとのこと。
アメリカ、北欧、そして日本では、「社会的に孤立している人は、死亡率を高める」という一貫した結果が出ています。
これらの調査を総合して言えることは、「社会的な関係性というのは、我々の健康にとても影響を与えているということだ」と締めくくられています。
日本における「結婚と寿命」の関係性についてのレポートを探すと、データによってその年数は8~10年程度とバラツキはあるものの、結婚することが長寿につながるというのは、ほぼ間違いないようです。
上記のような特定の臓器・器官関係の理由もあるでしょうが、
・「生きる気力」の問題
・ 食生活の規則化
・ 精神的な安心感、充実感
・ 緊急時の対応
といったものが、長寿に結びついていると思われます。
こうみると、結婚というのは、メリットが大きいものだと分かりますね。
今回はこの格言で締めくくりたいと思います。
『結婚するやつは馬鹿だ
しないやつは、もっと馬鹿だ』
― ジョージ・バーナード・ショー (イギリスの劇作家、1925年ノーベル文学賞受賞)
(参考ページ)
http://abcnews.go.com/Health/story
Love Is Good for Your Heart