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近年、結婚に対する意識が世界的に大きく変わりつつあるように思います。
我々の両親の世代では、「結婚して当たり前」という雰囲気があり、するしないという選択肢自体があまり無かったのではないでしょうか!?
しかし、様々な権利が認められる中、独身でいることや、同性との結婚まで徐々に認められるようになってきました。
そんな中、「どうして結婚しなくてはいけないの?どんなメリットとデメリットがあるの?」という根源的なことについて議論される機会も増えてきました。
Evangel大学の心理学者であるKristen Moutriaさんが、結婚についてのメリットとデメリットを解説しています。
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●メリット1.献身的な恋人
結婚による明らかなメリットの1つは、あなたが残りの人生を選んだ相手と一緒に暮せるということでしょう。
人生で起こる様々な課題・難題に立ち向かうに当たって、あなたに献身的な恋人が側にいてくれるというのは、大変なメリットです。
●メリット2.経済的な安定
結婚は、男性女性双方に、より経済的な安定をもたらす傾向があります。
二人分の収入を合算することは、ほとんどの人にとって経済的メリットがあり、人生においてお金の問題を少なくします。それは税金においても適用されます。
●メリット3.家族
家族としての一部になることの機会は、結婚のメリットにおいて最も素晴らしいことの1つでしょう。
独身の男性、女性でも家族を持つことは可能ですが、結婚は家族をつくることへのスタートとして、最も簡単な方法である言えます。
二人の両親が子供の人生に関わることは、子供にとってバランスのとれた成長を意味し、両親にとっても子育てストレスを大きく低下させることを意味します。
■デメリット1:他の人との恋愛不可
結婚によるデメリットの1つは、最後の恋愛相手になるということです。
結婚への同意は、あなたの人生を一人の相手に対して行うものであり、伴侶以外との親密な関係は契約違反ということになるからです。
もちろん、死別というケースは別ですが。
■デメリット2.法律で縛られること
法律ということに関して言えば、一部分の人にとって結婚の面倒な局面でもあります。
ある人達は結婚により素晴らしい関係を築き上げるが、ある人達はそうではありません。
うまく関係を維持できなかった人達は、結婚に伴う義務が、人生の足かせになることもあるでしょう。
(引用元)Globalpost 結婚することのメリット&デメリット
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いかがでしょうか?
一般的に、メリットとデメリットは相反するものですが、結婚の場合、その時の立場によってどちらにも転がるものといえるでしょう。
上記の内容も、順調な結婚生活を維持している人にとっては、メリットばかりのシステムに思えます。
しかし、不調な関係の夫婦にとっては、一転してデメリットを強く感じるシステムと思えるでしょう。
結婚を簡単に言えば、「二人の将来への強いコミットメント」であり、違反した場合には、罰則があるシステムと言えるのかもしれません。
元々、ムラ社会である日本では、結婚というシステムは社会の連帯感を維持するうえでも、効果的なシステムだったように思います。
江戸時代などでは、一般の人が日常で動く距離は「半径5キロ程度」だったそうです。
しかし、移動手段の発達により人々の行動範囲が広がるにつれて、帰属意識も薄れてきました。
その結果、ここ数十年の話ではありますが、男女関係において「家と家の繋がり」よりも「個」を強く主張する人が増えてきました。
フランス婚のように、「従来の結婚」と「自由恋愛」の中間にあるようなシステムがもてはやされつつあることも理解できますね。
下地としてヨーロッパのような自由恋愛の歴史が無いので、日本でも同じようになるというのは想像できませんが、結婚というシステムに疑問を持ち、子供ができるまでは結婚しないというカップルが増えてくるというのは、想像に難くないですね。
国として、どんな形であれ、少子化対策というのであれば、そんなシステムを一部導入するのも良い考えかもしれませんが。