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女性の3人に1人が、専業主婦になりたい理由

2015.08.06婚活ニュース

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昔は、結婚を機に寿退社で、家庭に入り専業主婦という女性が多かったものですが、最近では仕事を続ける女性も増えてきました。

実際のところ、女性は結婚後、仕事をどうしたいと考えているのでしょうか?

<専業主婦希望の働く女性>
ソニー生命保険株式会社が2015年2月、20~60歳の女性を対象に行った「女性の活躍に関する調査」のなかでは、働く女性のうち「本当は専業主婦になりたい」と回答したのは「33.4%」。

約3人に1人の女性が、現状働きながらも、実は専業主婦を希望。

 

<年代別>
専業主婦に憧れをもつ女性の割合
20代では、41.8%
30代では、43.3%

 

どうして、20~30代の女性は、専業主婦になりたい人が多いのでしょうか?

当然、「働くのはしんどいから、家でゆっくりしたり、趣味に時間を使いたい」という意見の人も多いでしょう。

ただ、そういった理由ばかりではないようです。

ひときわ目を引く理由として、「母親が専業主婦だったので、そうなりたい」というものがあります。

現在、20~30代の子供を持つ親御さんの世代では、半数以上が専業主婦だったようです。

そんな専業主婦の母親に育てられた中で、自然と「自分も母親のように(専業主婦に)なりたい」という気持ちを持つのは自然かもしれません。

「男性は外で稼いで、女性は家を守る」というスタイルを、日本の古き良き家庭像として認識している人も少なくないのかもしれませんね。

 

 

その一方で、終身雇用制度が崩れた現代において、経済的な不安から「(結婚しても)働けるうちは、自分も働きたい!」と考える女性も増えています。

特に都会に住んでいる夫婦にその傾向が強いようです。

将来子育てに掛かる費用や、パートナーが突然リストラされたりする可能性も考えると、動けるうちは少しでも稼いでおきたいというのも分かります。

それを象徴するかのように、専業主婦のうちの3割は、「働きたい」と回答している現状もあります。

 

◆働く女性より、専業主婦の満足度のほうが高い
前述した「女性の活躍に関する調査」のなかで、現在の生活への満足度を調査したところ、

・専業主婦の「61.3%」が「現在の生活に満足している」
・働く女性では「48.7%」が  〃  。

専業主婦になると社会的な繋がりが薄くなるので、仕事をしながら家事・育児をしている女性の方が人生に対する満足度は高いのでは!?と思いきや、大差で専業主婦の方が満足度が高いという結果になっています。

これは日本において、仕事と家庭の両立の難しさが数字として表れていると言えるのではないでしょうか。

労働力人口の低下から、女性の社会進出が一層進められているものの、生活の満足度が下がっているのは、大きな問題ではないでしょう。

働き方の多様化や、結婚や出産が社会復帰への大きな妨げとならないような体制つくりが、今後、空前の高齢化社会を迎える日本にとって重要なことだと思われます。

個人的には、国が一方的に補助を出したり、法律で無理やり雇用を保証するような形ではなく、もっと労働力の流動性が確保され、需要と供給のバランスで、賃金格差はあってもより多くの人が雇用の機会を掴めるようになると、もっと幸せな人が増えるような気がしますが、いかがでしょうか。