婚活ニュース

出会い方が変わる?近未来の婚活事情(その2)

2015.01.25婚活ニュース

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前回の「出会い方が変わる?近未来の婚活事情(その1)に続き、今回はその2をお話したいと思います。

ちょっと、(その1)を振り返ると、「現代ってあんまり進歩していないんじゃないの?」と思う人が多いかもしれませんが、実は我々の生活の見えないところで、大きく変わりつつあるという話をしました。

そういえば、「車の自動運転」も、5年後の2020年には完成しそうなんだそうです。

恐らくそこから我々が手の届く値段の車に装備されるのは、更に5~10年くらい掛かるのでしょうが、それでもエンジンが搭載された車が出来たのが、1870年。

そこから考えると、150年程で本当の「自動」車が出来る訳ですから、なんだか感慨深くありませんか。

ちなみに、実用的なデジタルコンピュータは、1940年代に登場ということなので、人間の知能をコンピュータが超えるといわれる「2045年」は、コンピュータ誕生より約100年ということになりますね。

 

さて、いよいよ本題の「近未来の婚活事情」について。

その前に、比較の観点から、現代の婚活事情を見てみましょうか。

日本においては、長い間日本の結婚制度を支えてきた「お見合い」の利用者が減ってきていますね。

この文化的要因は、単純に「ムラ社会」からの脱却により、出会いも広がりを見せ始めたということ尽きるのではないでしょうか。

この傾向は、現在「発展途上国」と呼ばれる国においても、近い将来同じような光景が見られるようになると予測します。

 

ただ、多くの人にとって「選択肢が増える」ということは、競争社会が出現することも意味します。

そしてそこには、必然的に「偏り」が発生し、「得られる人」と「得られない人」という二極化が見えることになります。

「自由」というものが、全ての人にとって素敵なものではないという事実が見え隠れすることにもなりますね。

 

それはさておき、婚活の問題は「選択肢の拡大化」に伴って、うまく男女をマッチングさせられるシステムの発達があるかどうか? ということです。

このシステムが上手く機能すれば、最終的に釣り合いの取れたカップルを数多く誕生させることができるので、「婚活の自由化」は社会的な問題にはなりません。

逆言えば、そのシステムが出来ていないので、もっぱら先進国では未婚者が増えているという現実があります。

個人的には、男女ともに一定の年齢になっても独身だった場合、国が作成・運営するデータベースである「(架空)マッチングネットワーク」へ入会を半ば強制的に促すのも一案だと思うのです。

その入会の窓口としては、既存の結婚相談所を利用すれば、早い段階で大きな成果が見込めるのでは!?と考えたりします。

 

 

話を戻して、30年後の2045年。

この時代の人は、どうやって婚活をしているのでしょうか?

 

キーワードは、前回の「コンピュータ(人工知能)の進化」と「ビッグデータ」でしょう。

2015年現在の「コンピュータマッチング」は、正直、占いに毛の生えた程度のものだと感じています。

運営会社としては、「利用者の多くの成功事例を積み上げて結論を出している!」と言うのでしょうが、そのデータ自体が限定的で少なすぎるのが致命的だと思います。

 

それが、2045年になり、「プライバシーは無くなった」と言われる程、個々のデータ取得が可能になったとしたら、どうでしょう。

ウェアラブルデバイスと呼ばれる端末を個々の人が身に着けるようになり、そこから会話の内容、本人の心拍数、行動範囲、生活パターン、健康状態、味の好み…等々様々なデータが自動的に収集される。

そして、そのような日常生活の細かいデータを基にすれば、確度の高い「コンピュータマッチング」が確立でき、さぞかし離婚率の低いカップルを数多く誕生させることができるのではないでしょうか!

まあ、そこまで個人のデータが野放しになるとは思えないので、どこかに貯められたデータを自分の意志で提供会社との契約時にサーバーへアップして、守秘義務の元、利用されるような感じになるのでは!?と予測します。

そのため、コンピュータマッチングの結果は、かなりアテになるものとして受け入れられ、「出会い系」として拒否反応を起こす人の数もぐっと減って、利用者の数も信頼性も格段に増すのではないでしょうか。

 

それともう一つ、選択肢において、大きな「壁」を超えることができると思うのです。

それは・・・

また長くなったので、「その3」へ続きます。