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前回(その2)では、コンピュータ(AI)とビッグデータが合わさり、近未来において「コンピュータマッチング」が大きな進化を遂げるというお話をしました。
そして、テクノロジーの進歩が我々のコミュニケーションにおいて、さらに劇的な変化をもたらします。
話が飛ぶようですが、現在、子供の英才教育と聞かれたら、まず頭に浮かぶのは「英語」という人も少なくないではないでしょうか?
最近、Googleのスマートフォン用アプリで、「翻訳」というのがあるのですが、話題になっていたこともあり、ちょっと使ってみました。
正直、その精度に驚きでした!
利用方法は、「自分の言語」と「相手の言語」を選び、マイクボタンを押して話しかけると、画面上では文字で、音声では女性の声で出力されるのです。
聞き取りから変換の精度まで、ちょっと前まで「インターネットの翻訳って全然使えないよね!」と思っていたのですが、「いつの間に!」って感じです。
さらに驚きなのが、英語だけでなく、かなりマイナーな言語にまで対応しているのです。
こうなってくると、子供の頃から外国語学習に膨大な時間とお金を掛けることが果たして良い結果になるのか、ちょっと自信がなくなってきますね(苦笑)
google「翻訳」は上記の通り驚きなのですが、もちろん細かいことを言えば、まだ簡単な文章でも時々おかしな翻訳をされたりします。
しかし、利用者が増え、大量のフィードバックを得られるようになれば、それこそ10年後には、技量の低い通訳者は要らなくなりそうですね。
蛇足ですが、通訳者の技量として、有能な人は文章をほぼそのまま訳すのではなく、その場の雰囲気に合わせてユーモアセンス溢れる表現を使ったり、一部省略したりと柔軟に対応できる人だと思います。
これは相手方の文化的な背景や、人柄を理解していることが要求されたりと、コンピュータにも暫くできない芸当ではないかと思います。
さて、ここまでお話したところで、おそらく想像がつくと思いますが、近未来の婚活においては、「言語の壁を超える」ということです。
国際結婚の一番のネックは、「言語の壁」だと思います。
言葉をあまり使わずして、十分なコミュニケーションをとることは極めて難しいでしょうから。
しかし、上記のようなテクノロジーの進歩により、相手がどの国の言葉を喋るのか? ということは、コミュニケーションをとる上で問題ではなくなります。
「英語」のようなメジャーな言語はもちろん、日本人の大半がよく知らない国の言葉まで網羅されるのは、時間の問題でしょう。
その時、どういったデバイスになって、現れるのでしょうか?
google glassのようなメガネ式で、相手の喋った言葉が、メガネのスクリーン上に翻訳されて表示されるのかもしれません。
ひょっとしたら、ヘッドセットのような形で、左耳側にマイクが付いていて、右耳側に翻訳された言葉が流れるスピーカーが付いているかもしれません。
まあどうしても機器を介するために、コミュニケーション上において、一呼吸反応が遅れることにはなりますが、日常生活においてはそれほど問題は無いように思います。
その結果、現在では地域が限られる「出会い系サイト」も、一気にグローバルな時代になると思いますね。
そのコミュニケーション手法も現在の単なるインスタントメッセージではなく、Oculus Rift(※)などのバーチャルリアリティー機器を介せば、恋愛をするにも物理的な距離をさほど問題にしません。
※(参考サイト)tome.naver.jp/odai/2141100883652442601″>http://matome.naver.jp/odai/2141100883652442601
そこに前回の「コンピュータマッチング」技術が合わされば、あなたにとって最高に相性の良い人が、日本人ではなく、地球の反対外に住んでいる人と判断される可能性も否定できません。
バーチャルリアリティーの技術は、現在においても既に「触覚」が備わっている機器があります。
「嗅覚」もある程度のものであれば、再現できるそうなので、このまま進化していけば、子供を作ること以外はバーチャルで完結できてしまいそうです(苦笑)
もちろん、「言語の壁」よりも根深い「文化の違いによる価値観の相違」も結婚には大きな障害となり得るでしょうが、どちらにしてもその気になれば結婚対象となる数が圧倒的に増えるようになるでしょう。
日本にいる異性、数千万人の中からではなく、世界の数十億人から選べる訳ですから、婚活も相当はかどるような気がしませんか?
しかし、人との出会い方に単なる「効率」だけでなく、「偶然性」や「ロマンス」を求める人が多いのも確かなので、アナログな出会い方も長く残りそうな気もしますね。