副題:出会い難民症候群の時代
著者:水野 真由美さん
前回の、「その2」の続きです。
「3秒で結婚できる方法」
これ、実際に3秒で結婚できる訳ではありません。
お見合いや合コンなどで、相手を見定める第一印象が決まる時間を指しています。
つまり、外見が大事ということです。
当たり前のことですが、人間の中身というのは、外見となって出てくるものです。
そこを意固地になって、「素の自分を好きになってくれる人を!」とやっていると、結婚どころか交際すら遠のいてしまいますよね。
自分で「外見に問題がある」と意識出来ていないのであればともかく、伸びしろがあると意識しているのであれば、他人の意見を採り入れましょうと筆者は、強く勧めています。
習い事でもなんでも、「心構え」が大事になってきます。
結婚でも同じだと、筆者は言います。
本書では、「恋愛脳になろう!」と。
方法は色々と挙げられており、その一部を紹介すると、
・まずは自分を好きになること
・モテ系の同性と友達になろう
・行動範囲を広げましょう
・恋は共感から
・恋愛にテクニックは通用しない
等々。
どの本でもこの辺は書いてあることが同じ。
逆に言えば、それほど大事だとも言えます。
行動量を上げて、出会いの数を増やすこと。
そして、コミュニケーションスキルも磨くということになりますね。
最後に、数多くの独身者・成婚者を見てきた著者が「結婚できる人の10の法則」と銘打って、共通点を挙げてくれています。
1.感受性
⇒ 精神的に健康であり、一般的な価値観・共感力があるかどうかが、大きく関係しているそうです。
2.許容力
⇒ 「この人のここが好き」から恋は始まるものだそうで、粗探しからのスタートでは、出会いの芽が育たないということですね。
3.決断力
⇒ 男女ともに「傷つきたくない」という気持ちがあるのは分かりますが、時にはダメ元でぶつかってみることが大事。
4.行動力
⇒ 「出会いは自分で作るもの」。 その気概が素晴らしい出会いを呼び込むのです。
5.客観力
⇒ 結婚はなんだかんだ言っても、釣り合いが大事となってくるものです。選ぶだけでなく、選ばれることも考えなくてはいけません。
6.明確な目標設定
⇒ 就活と違い、タイムリミットを感じづらいもの。自分の中で具体的な目標・期限を決めて婚活をしましょう。
7.プラス思考
⇒ マイナス思考は、オーラとなって出てしまうもの。幸せそうなオーラが出るように、前向きに。
8.コミュニケーション力
⇒話下手でも構いません。聞く力が大事なのです。
9.常識力
⇒ TPOであったり、素直に謝れることであったり、言葉遣いであったり。
10.柔軟性
⇒ これは結婚前だけでなく、結婚後も問われる資質です。結婚生活を見据えた上で、自分の柔軟性を磨いてきましょう。
以上、言われてみると当たり前のことですが、本当にできている人は少ないもの。
男性は全体的に3割増しで自分の能力を見積もる傾向があるですから、気を付けたいものです。はい。