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「婚活」という言葉に続いて、「妊活」という言葉が生まれました。
ご想像の通り、「妊娠活動」の略です。
「婚活」に比べてまだ認知度が低く、ピンと来ないという人もいらっしゃるでしょう。
私が最初に耳にしたのも、2年くらい前でしょうか。
晩婚化により、高齢出産が多くなっている現代で、色々と問題が出てきています。
「医療が進歩しているのだから、高齢出産も大丈夫でしょ!?」とのんびり構えている一般の人もいれば、
「医療は進歩しても、人間の体は昔と変わっていません!高齢出産には大きなリスクが伴うことを、もっと認識すべきです!」と叫んでいる産婦人科の先生もいらっしゃいますね。
世の中には「出産にリミットがあるとは知らなった」という女子大学生も少なからずいるようなので、妊娠に関する知識を増やしたり、体調管理をすることで妊娠しやすい身体と環境を作る「妊活」は、もっと広まるべきだと思います。
芸能人の高齢出産が珍しくなくなってきたので、一般の人の危機感が薄くなっているのは、ちょっと危険かもしれません。
また、「高齢出産」のリスクについて影響力のある人や公人が語ると、言葉狩りのように非難される事象も起きており、扱いが難しいテーマでもあるように感じます。
そんな中、「妊活費用」についてのデータが出てきました。
妊活の平均費用を尋ねたところ、
29歳以下 ・・・ 33,757円
30~34歳 ・・・ 79,227円
35歳以上 ・・・ 347,336円引用元:『ルナルナ ファミリー』が女性1424名(妊活中602名、妊娠中376名、子育て中446名)
見ての通り、「29歳以下」と「35歳以上」では、費用において10倍以上の差が出てきています!
妊活開始年齢は、
平均30.9歳、妊娠中の女性は平均29.7歳、子育て中の女性は平均29.8歳
ということで、30歳が妊活開始の分岐点となっているようです。
ここでは、単純に金額のみを述べていますが、実際にその費用で出産に至った確率についても、かなりの差が出てきているでしょう。
こうして費用対効果の話ばかりしていると、産婦人科の先生に「お金さえかければ、何とかなるというものではない!」と叱られそうですが。。
個人的には、社会構造うんぬんの前に、知識や考え方、つまりは教育を変えていく必要があると思います。
昨年、「女性手帳」というものを政府が配布しようとしましたが、「余計なお世話」、「女性をモノ扱いしている」、「産まないんじゃなくて、産めないんだから!」といった声が多くあり、ボツになりましたが。。確かにアプローチの仕方が不味かった気がします。
より早い段階で、明確な人生設計ができるように、高校以上の学校教育で折に触れてこういったデータを周知していくことは、個人の人生設計を手助けし、長い目で見た場合、有効であるように思います。
こういった話題をタブー視するのは、かえって自分たちの子供にとって不利益になると予測します。
ただ、これは女性だけに向けた情報提供ではなく、男性にも同様に正しい知識を身につけるようにアプローチすることが大事だと思います。