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結婚相談所の料金体系を見ると、本当に相談所によってマチマチだということ気づきます。
地域によってもかなり異なる部分があり、その違いに驚かされます。
そのうちの1つである「お見合い設定料金」。
「お見合いは何回設定しても無料のところ」もあれば、「1回毎に一定の料金が発生するところ」、または「1ヶ月に無料で組める上限が決まっているところ」もあります。
よくよく見ると「お見合い無料」のところは、月謝が少し高めに設定してあったりするケースが多いので、最終的にはバランスと言えるでしょう。
さて、今回お話したいのは、「本当に成婚になりやすい”お見合い料金の設定”は、どの料金体系なのか?」ということです。
結婚相談所利用者にとって一番良さそうに見えるのは、当然「お見合い無料」です。
1ヶ月のうち、何度お見合いを組んでも無料。
明らかにお財布に優しいシステムです。
しかし、全国の結婚相談所のホームページを見ていくうちに、途中からお見合い設定料金を「有料制⇒無料へ」、「無料⇒有料制へ」と変えている結婚相談所があるのに気づきました。
これは何故でしょうか?
実際に結婚相談所のカウンセラーの方とお話した時に、この「お見合い料金」について、お聞きしたことがあります。
ある若いカウンセラーさんは、
「お見合いというのは、申し込みさえすれば組めるというものでは無いのです。私のところの会員さんでも、10件申し込みしてやっと1件相手側からOKが貰えるという人は珍しくないです。もちろん、有料制のところでも、お見合いが組めなければ料金は発生しませんが、制限が無い方が沢山申し込みしておこうとして貰えるので、うちでは件数に関係なく無料にしています。」
とおっしゃっていました。
一方、「有料制⇒無料へ」変更したカウンセラー暦10年以上の方ともお話する機会がありました。
「少しでも会員さんに喜んでもらいたい」という理由から変更したそうですが、そこには思いも寄らなかった結果が待っていたそうです。
その結果とは、なんと1年間で『成婚率が激減した!』そうです。
良かれと思っての変更が、かえって会員さんの成婚率を下げる結果となった原因は何でしょうか?
色々な可能性を考えて出した理由は、
「会員さんのお見合いに対する真剣度が下がったからでは?!」
というものでした。
たとえるなら、銀塩フィルムカメラとデジタルカメラ写真のようなものでしょうか。
銀塩フィルムカメラは、シャッター1回1回が真剣勝負です。
なぜなら、失敗作もフィルムを無駄に消耗してしまい、お金が掛かるからです。
しかし、現在主流となっているデジタルカメラは、何枚撮っても無料なので、シャッターボタンを押すのに緊張感が全くありません。
50枚くらい撮影して、1、2枚良いのがあればいいかな!?といった感じになってしまうのは仕方が無いでしょう。
言ってみれば、料金が掛からないというリスクの無さから、「出会いの貴重さ」に対する意識が低くなるのではないでしょうか。
そして、ちょっと気に入らない点が見つかると、すぐに関係を切ってしまうということを繰り返しがちに。。
結婚相談所においては、再婚者の方のスピード結婚が目立つと聞きます。
理由は、一度理想を求めてした結婚で失敗し、今度は「本当に自分にとって何が譲れないものなのか?」ということがハッキリしているからだそうです。
つまり、「100点満点の人はいない」ということを体感しており、「(相手に)足りない部分は自分が補えば良い」くらいの気持ちでいるからでしょう。
それができない初婚の人は、「条件は悪くはないけど、もっと自分に合った人がいるのでは!?」と考え、無間地獄に陥ってしまう人が少なくないのかもしれません。