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「結婚」を「ゴール」と呼ぶ人がいます。
確かに独身時代は終わる訳ですが、それは新しいスタートにもなる訳です。
結婚生活において、誰にでも「思っていたのとは違う!」と感じることはあるでしょう。
幾度となく問題に直面することも予想される中、事前に知っておけば回避できることも多々あると思います。
今回は、「結婚生活」について、興味深い記事がありましたので、ご紹介いたします。
1.現代の結婚は、自己達成を要求している
以前の結婚は、単純に安全性と堅実さを与えるものであった。
しかし、今、人々は結婚から心理的満足を欲しがっている。
もっと言えば、結婚が「自己実現」と「自己満足」に向かっている旅であることを期待している。
残念なことに、これらの望みは、努力と時間的な不足から叶わずにいる。
そして、人々は結婚に対しての失望を最小化するように、当初の期待を自己調整しているのである。
これは、まさに有名な「マズローの欲求五段階説」と同じですね。
<マズローの欲求五段階説>
1.生理的欲求 ⇒ 生きていくための基本的、本能的な欲求
2.安全欲求 ⇒ 安心、安全な生活がしたいという欲求
3.社会的欲求 ⇒ 集団や仲間といった社会的な繋がりを求める欲求
4.尊厳欲求 ⇒ 他者から認められたいという欲求
5.自己実現欲求 ⇒ 自分の能力を引き出し創造的な生活を求める欲求
ご存知の方が多いと思いますが、これは、それぞれのステージで満たされる毎に、1⇒2⇒3…といった具合に順番が上がっていきます。
ただ、最後の「自己実現欲求」に関しては、完全に満たされることが無いと言われています。
食料を確保し、保存するのが大変な時代では、1と2の欲求を結婚に求めていたのですね。
それが当たり前になり、結婚を通してもっと高次元の欲求を満たしたい!という人が増えているのでしょう。
ただ、結婚というのは本来そこまでの機能を備えていないのではないでしょうか。
多くの人は、結婚することにより、「精神的な安定」を得る一方で、「自由に使えるお金や時間」を失う傾向があります。
そういった意味では、独身の時以上に、自己実現へ割ける労力は減る人が多く、達成することは元々困難なのでしょう。
しかし、もっともっとテクノロジーが進化し、家事育児の一切を機械が代行してくれるようになった時には、結婚に「自己実現」を求めることが当たり前になるのかもしれません。
2.結婚生活を救うシンプルなエクササイズ
もしあなたとパートナーの関係が、ほんの少しの愛情を必要とするものであれば、セラピストは必要ないかもしれない。
セラピストの元を訪れ、関係修復の為のビデオを見たり、お互いについて議論する夫婦の半分以上は、結局離婚に至っている。
今回、新しい研究結果を発表した、ロナルド・ロジャー氏によると、
「本当に必要な事は、最近の自分たちがどのように振る舞っているのかについて考えさせることである」とのこと。実際に、このエクササイズを行い始めて3年以上経つが、素晴らしい結果になっている。
この文章によれば、既存のセラピーは、相手に向けた議論が一般的だったようです。
お互いに相手に対する不満をぶちまけて、スッキリする。
長年一緒に暮らしていても、相手の求めていることが言わなくても100%分かるということはないでしょう。
そういった意味では、自分はあなたをこう思う、こうして欲しいという話し合いは、一見有益なように思えます。
しかし、関係修復に必要なのは、「相手に●●して貰いたい!」というのではなく、そもそも「自分は(相手に対して)どうしているのか?」ということを認めることなのですね。
相手の非を咎めることは簡単ですが、自分の非を認めることは、かなり勇気が要ることでしょう。
ギャンブル中毒やアルコール中毒などの精神疾患などは、「自分が病気であることを認めることから、治療が始まる」と言います。
それと同じで、不協和音の原因は、相手や環境ではなく、単純に自分だったと認識できれば、確かにお互いの関係修復は早そうですね。
3.離婚後の関係
もし子供がいれば、離婚した後でさえ、その関係は必ずしも終わりではない。
その関係は、次のように分類される。
・Dissolved duos: 父親がいなくなる。
・Perfect pals: 二人はベストフレンドとして関係を続ける
・Cooperative colleagues: お互いに協力的な関係を維持。
・Angry associates: 離婚後も喧嘩を続ける
・Fiery foes: 喧嘩の中で子供達が人質になり、その結果苦しむことになる
色々なことが欧米化する中で、「離婚率」もそのうち欧米に追い付くのでは!?と思うほど、年々高くなっています。
バツイチの人も全然珍しくなく、世の中の雰囲気も「結婚して嫌になったら、離婚すれば!?」と気軽にアドバイスする人も増えている気がします。
しかし、離婚すれば全てはチャラ!という訳でもないのですね。
特に、子供がいた場合、二人だけの問題ではなくなる訳ですから。
片方の一方的なお願いで別れることもあれば、中には殺意を抱くほどお互いが嫌って別れるカップルもいます。
離婚後の可能性まで考えると、家庭を持つということは、本当に覚悟が要ることなのですね。
4.それらは小さなこと
イギリスにおいて、4000人以上の大人の恋について調査された。
結果報告として、簡単な親切は、しばしば感謝されていることが分かった。
ベットにいるあなたのパートナーへお茶を持って行ってあげたり、ビンの蓋を外してあげたり、綺麗だよ!と褒めてあげたりすることは、チョコレートの詰まった箱や花束よりも多くの意味があるかもしれない。
夫婦円満の秘訣についての記事を読むと、「二人の記念日を忘れない」とか、「サプライズを大事にする」といった内容が並んでいることが多いものです。
しかし、上記の研究結果によれば、日常の何気ない些細な事が積もり積もって、愛情を感じる元になっているようです。
逆に言えば、付け焼刃のような1回や2回のこれみよがしの親切では、継続的な効果は薄いと言えるようですね。
確かにちょっとした親切を成り立たせているのは、相手を見ているという「気遣い」から生まれているものと思います。
これは夫婦だけでなく、人間関係全般に言えることなのでしょうね。
奥さんが髪型を変えたのにも気づかず、学校から帰ってきた子供が落ち込んでいる様子にも気づかず、ペットの犬があまり餌を食べなくなっているのにも気づかず・・・
これでは、愛情が無いと言われても仕方がないのかもしれません。
「愛の反対は憎しみではなく、無関心」という言葉がありますが、理由はどうあれ、周りへの関心が無いように見える振る舞いは、気を付けた方が良さそうです。
(参考サイト)
http://www.spring.org.uk