日本に限らず、先進国では「初婚年齢」が上昇の傾向があり、未婚の割合が増えています。
しかし、本当の問題は、平均初婚年齢が上がっていることよりも、”生涯未婚率”が急激に上がっていることなのです。
”生涯未婚率”というのは、「45~49歳」と「50~54歳」未婚率の平均値から、「50歳時」の未婚率(結婚したことがない人の割合)を算出したものです。
50~54歳で、一度も結婚をしたことが無い方は、その後も結婚は難しいと判断されているようですね。
そのデータを見ると、
【2010年生涯未婚率】
男性:20.14%
女性:10.61%
となっています。
そして、今現在、30代~40代の方が50歳を超える約20年後の状態は?
【2030年生涯未婚率(予想)】<厚生労働白書より>
男性:29.5%
女性:22.6%
という驚きの数字になっています!
女性は5人に1人。
男性で言えば、4人に1人以上が一生独身。
もっと具体的にイメージするとすれば、高校時代を振り返ってみるのが良いかもしれません。
40人クラスで言えば、クラスメートの4分の1が、一生涯独身で終えるという計算になります。
生涯において”結婚”できないということが、確率として誰にでも起こりえることだとお分かり頂けると思います。
いうまでもなく、結婚は、”美人”や”イケメン”、もしくは”金持ち”から順番にできる・・・というものではないですからね。
そのため、「”結婚”も”就職”と同じように、積極的、且つ戦略的に臨む必要がある」という議論が”婚活”という単語を生み出したといえそうです。