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コンピュータによる相性診断は当たるのか?

2014.12.21婚活ニュース

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最近話題になっているアニメで、「サイコパス」というものがあります。

来年には映画上映されるほど人気があり、内容としては”近未来SF”もので、グロいシーンもあったり、シナリオも難解な大人向けのストーリーとなっています。

総監督は、実写ドラマ「踊る大捜査線」の監督でもある本広克行氏。

特筆すべきところは、その世界観でしょうか。

時代は、今から約100年後の日本で、コンピュータによる人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とした「シビュラシステム」が導入されているという設定なのです。

そのシステムがあるため、ある時期の成績と適性でシステムから自分に合った職業選択範囲が割り当てられ、その中から各人が自分の職業を選ぶという社会なのです。

当然、そこには本人が希望しない不本意な職業に従事してなくてはいけないケースもある一方、自分の将来について思い悩む必要も無いというメリットもあります。

 

で、思ったのです。

そんなことが可能であれば、コンピュータに「最良のパートナーを教えてもらうこともできる」のでは!?と。

もう、「職業」だけでなく、「結婚相手」まで決めて貰った方が良い!と思う人も少なくないだろうと思うのです。

 

さて、そんな話に関連して、海外の出会い系SNSに「OkCupid」というサイトがあります。

そこでちょっとした実験が行われたのです。

OkCupidはメッセージのやりとりの成功や会話の長さ・情報の交換などを分析し独自の方法でユーザー同士の相性を予測し、ユーザーに結果を伝えるというシステムがあるのです。

その診断結果は果たして本当に機能しているのか?ということで、利用者には内緒で

・(ケースA)相性が良い2人に、「最良の相手です」と伝えた。

・(ケースB)本当は相性の悪い2人に、「最良の相手です」と伝えた。

・(ケースC)本当は相性が良い2人に、「相性が悪いです」と伝えた。

 

その結果は?

 

 

ケースAとしては、高い確率で早く会話がスタートしました。

まあ、これは予想通りですね。

そして、ケースBは、通常のメッセージに比べて、高い確率で会話が始まったのです!

最後に、問題のケースCですが、最終結果として結びついた確率まで追うと、高い数値が出ました。

 

以上から判断すると、相性判断の意義自体に疑問が残る結果となりました。

良い結果に関しては、アドバイスとして聞き入れ、悪い結果に関してはさほど気にしていない人が多いとも言えるのでしょうか。

また、周りから何といわれても、自分のフィーリングを重視する人が多いとも言えるのかもしれませんね。