婚活ストーリー

高スペックにばかりとらわれて中身を見ていなかった自分…鬱を乗り越えて掴んだ幸せ

2015.10.09

高スペック男性

6年以上付き合って「この人と結婚したい」と思っていた彼氏から振られたのが29才のとき。

彼は有名な大企業に勤めていたので将来も安泰だと思っていたし、女友達からもうらやましがられていました。なのにいきなりの一方的な別れの宣告。

女友達は同情して愚痴に付き合ってくれましたが、中には人の不幸を笑うような「ざまーみろ」と心の中で笑っている友人もいて、もうショックで仕方ありませんでした。

それでもその悔しさをバネに「絶対に彼よりも優秀な男をゲットしてやる!」と婚活をはじめることにしたのです。

 

婚活をしてみると意外なことに高スペックの男性がたくさんいました。

「これで私を振った元彼も内心馬鹿にしてきた友人たちもみ返すことができる!」とついついテンションがあがってしまった私。

婚活パーティで知り合った高スペック男性と何人も連絡先を聞き出しデートを重ねました。

元彼よりも給料がよさそうな人もたくさんいましたね。私はその中から大手企業の男性、エリート公務員、会社社長の3人をキープして品定めすることにしました。

 

3人を天秤にかけながらデートを重ねる日々。

デートは高級車でドライブしたり1人数万円もするような豪華ディナーの連続でした。彼らは私に甘い言葉をいろいろと投げかけてくれました。

「すごく綺麗だよね」「今までモテたんでしょ」という具合に、自然にほめてくれるんです。今考えてみるとただ女なれしている遊び人だったんですが、そのときの私はまったく気づきませんでした。

そして私はすっかり舞い上がってしまい最初のデートで全員に体を許してしまったのです。

そのときの私は高スペック男性にモテてモテてしょうがないとスッカリ勘違いしてしまっていました。デートをするたびに最後にはホテルに行き、男性が望むままのプレイをしてあげていました。

 

そんな日々をすごして1ヶ月。

「さあこの高スペック男性の中から誰を選ぼうか」なんて考えていましたが、3度、4度とデートをしていくうちに男性たちの様子がおかしくなってきました。

メールや電話の回数が極端に減り、こちらが電話しても出ない、折り返してこないことが増えたのです。そしてついに、男性の一人から着信拒否されました。

そこでようやく私は気づいたのです。「ああ、遊ばれていただけだったんだ…」

本当にバカでした。よく考えたら会って間もない高スペック男性が本気で私を結婚相手に選ぶわけないのに。しかも私はその男性たちを天秤にかけて「誰を選ぼうか」なんて勘違いしている大ばか者でした。

 

それから、私は婚活に現実的な路線を求め始めました。

「きちんと自分に見合った男性を選ぼう。

そして複数の男性をかけもちすることなく、誠実に1人ずつの相手を向き合おう。

甘い言葉をささやく相手は怪しんで拒否しよう」と。

そうやって相手を選別していくと、婚活市場に高スペック男性なんていませんでした。

婚活パーティにきている高収入男性や社会的地位が高い男性は、ほとんど9割がた遊び人といっても過言ではない状態でしたね。

 

現実的な路線で婚活をつづけていましたが、そうなると、どうしてもふられた元彼よりもスペックが落ちてしまうんです。そのスペックの落ちた男性からも断られつづける日々…

それから私は少しおかしくなりました。仕事にはなんとか行けるけど夜、家に戻ってきたらもう何もやる気が起きないんです。

気分が落ち込んで仕方がない。いわゆる婚活鬱ってやつですね。

男性のレベルを落としても自分が受け入れてもらえない、自分が全否定されているようでどんどん落ち込んでいきました。

 

そんな時に婚活で出会ったある男性は、地方公務員の35歳のYさんです。

某お相撲さんに似た優しい感じの人でした。最初は私はYさんにまったく興味はありませんでした。

正直、お給料も私より落ちそうだし容姿もあまりいけてないし…。Yさんのほうから積極的にアプローチしてくるので仕方なく相手をしていた感じです。

そして誘われるままデートにも出かけました。当然ホテルには行きません。でもYさんは毎回笑って見送ってくれるのです。

4度目のデートを終えたとき、はたと気づきました。

「あれ?4回デートしたのに切れてない…。遊ばれてないなんて初めて」

今まで婚活で知り合った男性と5回以上デートしたことはなかったのです。

そして5回目のデートで初めてYさんを本気の相手として意識し始めました。

今までの婚活とは違い、Yさんとは1年という長時間をかけてお付き合いさせてもらいました。

そして出会って1年目、彼からプロポーズを受けることになったのです。