婚活ストーリー

対人恐怖症だった私の婚活

2015.08.17

対人恐怖症だった私の婚活
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私は1年前、30歳で無事に結婚することができました。

この結婚に至るまで本当に色々なことがありました。

現在は、あの経験がなかったら私は変われていないのだと確信しています。

私の婚活を通じて、前向きな自分になれた経験をお話します。

 

 

私は20歳頃に人間関係のストレスで精神的に追い詰められ、「対人恐怖症」という厄介な病にかかってしまいました。

その病気とは、他人の気持ちを考え過ぎて、まともに会話することができなくなってしまうものです。

この病になってから、私の交流関係は全くと言っていいほど、なくなってしまいました。

勿論、男性との交流はないので彼氏などいません。

対人恐怖症にかかり8年間の歳月が流れました。

28歳を迎えた私は、少しずつ焦りの感情が芽生えていきました。

なぜなら、2歳下の妹の結婚が決まったのです。

大好きな妹の結婚なので嬉しい反面、淋しい、悔しい、羨ましいという黒い感情に襲われていました。

妹のお腹の中には赤ちゃんが宿っていて、これから母親になろうと準備しています。

「私は対人恐怖症がある限り、結婚もできないし、母親になんてなれないだろうな」とマイナスなことしか頭にありませんでした。

 

私に転機が訪れたのは、妹の結婚から半年経ってからです。

私の病気を理解しながらも交流を続けてくれている親友から「婚活をしてみたらどうかな?」とアドバイスを貰いました。

最初は「婚活なんて、こんな暗い私には無理」と諦めていましたが、親も大賛成したため、渋々、婚活をスタートしました。

他人と会話することによって傷つきたくない臆病な気持ちと、婚活で、もしかしたら良い相手と巡り会うことができるかもしれないという期待の気持ちが入り混じっていました。

 

 

私が始めた婚活とは、結婚相談所に入会し、パーティーなどには参加せずメールを通じて仲を深め、後日お見合いをするという形です。

婚活パーティーや合コンなどは大勢の人間と関わらなければならなかった為、諦めました。

入会するときに、結婚相談所のスタッフさんが丁寧にカウンセリングをしてくれました。

その情報によって、私のお見合い相手を探す手助けをしてくれるので心強かったです。

その際に、対人恐怖症のことも隠さずに伝えておきました。病気のせいでサポートしてくれるスタッフさんに迷惑をかけたくなかったからです。

そういう部分も受け入れてくれた上での婚活スタートとなりました。

 

入会してから、こんな私にも男性からのメールが届くようになりました。

男性とメールを始めた私は、少しずつですが心境に変化が見られました。

メールを通じてですが異性とお話するだなんて8年ぶりくらいでしたので、私はドキドキして気持ちが高鳴りました。

メールでなら、会話のキャッチボールが上手くいきます。

一人、毎日のようにメールをし合うようになった男性ができました。

その男性は私よりも6歳上の会社員をしている方です。

結婚相談所のサイトのプロフィールで私を見つけてくれて、好意を抱いてくれたそうです。

メールを始めて2か月、「会いたい」という言葉を言われたのは一度だけでした。

私は会うことを拒んでいました。怖いという気持ちが私を邪魔していたのです。

しかし、彼の優しいメールの文章に心が和んでいき、私はお見合いをすることを決めました。

 

 

スタッフさんにセッティングをしてもらい、お見合いの日程が決まりました。

お見合いで初めて見た彼の姿は、私なんかには勿体ない程のハンサムな男性でした。

オロオロする私を、優しい眼差しで和ませてくれたことを今でも覚えています。

メールのように会話ができなくなってしまった私ですが、彼の対応によって救われました。

私のペースに合わせて会話してくれたり、ずっと笑顔でいてくれたり、彼の放つ空気は私を穏やかにしてくれました。

「この人ならずっと一緒にいたい」と感じ、私は彼に一目惚れをしてしまっていたのです。

後日、彼の方からも「一目惚れしました」と連絡を貰い、交際がスタートしました。

私の病気のことを知ってからの彼は、「対人恐怖症」について勉強をしてくれました。

彼のカウンセリングは病院の医師によるカウンセリングよりも効果的でした。

デートを重ねていって、徐々に私の心は晴れていきました。

全てを受け入れてくれているという安心感があったので、心に余裕がありました。

 

そして1年後に無事に結婚を迎えました。

結婚するまでに、たくさん悩みました。「こんな私で良いのか」、「彼に迷惑はかからないだろうか」とマイナスなことばかり考えていましたが、彼は受け止めてくれました。

結婚してから、私の病気は完治に向かっています。

現在は薬をやめて、婚活ではなく妊活をしています。

婚活を通じて、運命の人と出会えて、私は自分として産まれて良かったと感じています。