婚活ストーリー

婚活にタラレバは。。

2016.07.07

婚活にたられば
..wait a minute / Andalib.

現在婚活中の43歳、男性です。

去年から婚活を始めて8ヶ月です。いろいろな方とメールのやりとり、食事をさせていただきました。

その中で1人、婚約直前まで進んだ女性がいました。

その方との婚活についてお話します。

 

彼女と婚活サイトで知り合ったのは婚活を始めて2ヶ月目のことです。

彼女は38歳。同じ市内に住んでいて、勤務場所も同じ市内でした。

私はできれば普段住んでいる場所は同じ方が良いと思っていました。

平日などに食事をする時、お互いに負担にならないと思ったからです。

彼女とはプロフィールにある趣味、普段の過ごし方、結婚後の仕事の考え方などいろいろな項目が似ている方でした。

そういった共通の話題からメールでのやりとりも続けることが出来ました。

メールの中でも今日の出来事やそれにどう感じたかなどをやりとりをして、彼女の感じたことに共感していました。

 

そんなやりとりが実り、食事をすることになりました。

彼女と食事をしたりするのは基本的に平日でした。

休日はお互い予定が入っていることもありますし、なにより休養を取りたいこともあると思ったからです。

休日に会うのは本当に予定が合う時だけにして、基本的に平日に会っていました。

彼女は「その方がお互い気を遣わなくていいですね」と言ってくれました。

婚活だからと無理をせず、そういう自然な関係になれたことも良かったと思います。

相手に無理に合わせて背伸びしたりせず、自分のやりたいことはそれぞれ楽しんで、2人で楽しみたいことは一緒に楽しむ。

そういうメリハリは婚活を進めていく上でも大事なことなんだなと感じました。

 

2、3回食事をした後、共通の趣味である映画を観に行くことになりました。

彼女とは邦画が大好きな所も似ていました。

普段、レンタルビデオでしっとりする邦画を探すのが好きで、その楽しみ方も私と同じでした。

食事の中でお互いに見たことがある邦画について盛り上がったり、普段見つけた良い邦画をメールで教え合ったり。

そういう感性が似ていることも嬉しく感じていました。

彼女と選んで一緒に観に行った映画も、エンターテイメント性が高い映画ではなく、しっとり流れていく邦画ばかりでした。

それほど注目されないけど、でもきっと後々良い映画だと言われる。

お互いそんな映画が好きで、平日時間が会うと一緒に観に行きました。

 

個別の趣味としては、彼女はガーデニング、私はサッカー観戦がありました。

そういった時間も大事にして、自分の趣味を楽しみたいことはお互いに尊重していました。

彼女との関係は順調に進んでいきました。

そして私は「真剣なお付き合いを続けていずれは結婚をしたいと思っています」と彼女に伝えました。

彼女も同じ気持ちでいてくれました。

 

出会ってから4ヶ月目のある日のことです。

彼女から悲しんでいる内容のメールが来ました。

仕事で直属の上司にパワハラ、セクハラ両方にあったというもので、その日はかなり落ち込んでいました。

夜が遅かったので会うことは出来ませんでしたが、彼女が落ち着くまで電話で話をして励ましました。

元々上司からのセクハラがこれまでにも何回もあったそうです。

彼女は以前私にも少しだけその話をしていました。

その時は笑い話として愚痴を言っていたので、なんとか折り合いをつけているのだなと思っていました。

でもこのセクハラはそんな生ぬるいものではありませんでした。

この日は耐えられないほどのセクハラをされ、罵声のような言葉を浴びせられたそうです。

彼女は私と電話する前、両親にも電話して仕事を辞めようと思うと伝えていました。

翌日彼女の父上は会社の部署で一番上の人に抗議をしたそうです。

会社は事実関係を調べ、上司はセクハラとパワハラを認めました。

そして上司と部署の一番上の人は彼女に謝罪をしました。

会社は彼女を引き止めましたが、彼女の気持ちは固く、父上の怒りもあり会社を辞めることになりました。

その後、彼女から九州の実家に帰ることを伝えられました。

父上の怒りが収まらず、そんな酷いことをされた土地にいることは無い、実家に帰って来いと言われたそうです。

また母上の身体が弱ってきていて、帰ってきて介護を手伝ってくれたら嬉しいとも言われたそうです。

彼女も「今回のこともありますが、両親を放っておくことは出来ません。ごめんなさい」と交際をお断りされました。

でも最後に「こんな事が無かったら、結婚を考えていたと思います」と言ってくださいました。

私も「このまま結婚まで進めていきたいと思っていました」と言い「ご両親を大事にしてください」と伝えました。

 

彼女には婚活の時の大事なことを経験させていただいて感謝しています。

お互い婚活ということに背伸びをせず、結婚までに疲れてしまわないように。

そして結婚後も一緒にいて気を遣わない自然な関係でありたいと、彼女とお付き合いをして思うようになりました。

 

結果としては、今回はご縁がありませんでしたが、「もし数か月彼女と会うのが早かったら…」とも考えてしまいます。

そうすればお互いの気持ちも、もっと違ったものになっていたでしょうし、違った結末を迎えていたかもしれません。

彼女の意志を尊重したあの決断が本当に正しかったのかどうか、未だに自信の持てない自分がいますが、今回の経験を次回の出会いに活かしたいと思っています。