婚活ストーリー

婚活で綺麗になる!

2015.10.21

婚活で綺麗になる

38歳にもなると、周りはみんな結婚して、早い人だと小学生の子供までいたりする。

私は商社で働くバリバリのキャリアウーマンだったから、結婚することイコール人生の幸せ、とはもちろん考えていませんでした。

それでも歳を重ねると老いてくる両親が「お前のことが心配だよ」と真剣な顔で言ってきたり、夜に1人暮らし部屋で、お笑い番組を見てひとしきり大声で笑った声が無性に部屋に響いたり、土日に予定がなくても誘える友達が全然いなかったことに気が付いた時は、やっぱり「結婚した方がいいのかな?」と思うようになりました。

 

今流行りの婚活。

とにかく頼めそうな友人に片っ端からいい人を紹介してくれるように頼みました。

でもなかなかピンと来る人がいない。

そんな時、「いい人ってだいたい結婚してるんだよね」とポツリというと、友人は「じゃあ、残っているあんたは良い人じゃないってこと?」と言われました。

そりゃあそうだ。

私は結婚できないんじゃない、結婚しないんだって今まで思っていたけれど、よく考えたら私が良い結婚相手じゃないから相手が見つからなかったのかもしれない。

無駄にお金はあるもんだから、グルメを気取って外食ばかり。

メタボリズムも落ちているから5年前に比べたら確実に太った。

面倒だから料理もしない。誰も来ないから部屋の掃除だってほとんどしない。

売れる自分になるには、どうしたらいいのか、そこから考えました。

 

もちろん中身は大切だけれど、婚活は就活と一緒で第1印象が重要。

外食は控えるようにして、ジムに通い出しました。

どうやら仕事のストレスで食に走っていた部分もあったみたい。

ジムで運動するようになってから体型も改善されたけれど、そんな自分を見るのがすごく気分がよくなりました。

少しやせただけでも、顔がシャープになって、変な所についていたお肉が少しだけ削れたような気がしました。

不思議な事に、体型が変わると綺麗になる、というより、自分の服がちゃんと似合うようになった気がしました。

料理もしよう!と思い立ち、何から始めてよいかわからなかったので、私の大好物の母の味、さやいんげんと豚肉の炒め物の作り方を母に電話で聞きました。

電話をしてから気が付いたのですが、私のそんな電話に母が驚きながらも喜んでいるような感じでした。

自分の調子が良いと、社交的にもなれるし、たぶん以前の自分よりもずっと雰囲気も良くなったんだと思います。

友人からの誘いも増えて、男の人からの誘いも増えるようになりました。

でも、やっぱり「この人」という人にはなかなか出会えず。

 

ある日10年ぶりに高校時代の同級生が大勢、久し振りに集まる飲み会がありました。

なんと私と1人の男子以外は既婚者でした。

ショックだったけれど、私は「婚活してるよ」と素直にみんなに言いました。

なんだか結婚できないんじゃなくて、結婚しないの!というのは、既婚者の中にいて本当にただの強がりにしか聞こえないだろうな、と思ったし、実際に良い人がいれば結婚したいという気持ちがあったので。

予想できる流れですが、「じゃあ、今未婚者の2人が結婚しちゃえばいいじゃない」という無責任な煽りが始まって、私たち2人は苦笑い。

でも彼は「結婚してないなんて不思議だね」と優しい言葉をかけてくれました。

今思えばこれは社交辞令だったに違いありません。

それでも、高校の時は全然気が付かなかったけれど、そういう気遣いができる大人になったんだなぁと少し感動しました。

 

その後も婚活と自分磨きに精を出していたある日、偶然町で彼に会いました。

彼は実家の仕事を継ぐので実家に戻ると言っていました。自分でもとても不思議なのですが、その時つい、「それなら私も連れて行ってくれない?」と聞きました。

彼は「いいよ」と言ってくれました。最初は訳がわからなかったけれど、これが付き合おうという意味だった、というわけで、私たちは付き合い始めました。

これまで婚活を頑張ってきたのに高校の同級生と結婚、なんて、ちょっとつまらないなぁと思いましたが、付き合ってみて、まあ、すでにいろいろ知っている仲だった、という事もあり、この人と一生一緒にいてもいいかな?と思い始めました。

そして決め手になった彼の一言は「俺達が今まで独身だったのは、結婚するためだったんだね」と言ってくれたことです。

もちろん、婚活を通して自分磨きをしていなかったら、あの飲み会で冗談でも私と付き合おうとは思わなかったと思うし、そういう自分に自信が持てたということなのかもしれません。

そうして私たちは年末に結婚の予定で現在退職、引っ越しの準備を進めています。